親から、天井にシミができた、雨の日になると水が落ちてくる、と連絡が来た。
修理業者を探した方がよさそうでも、自分が離れて暮らしていると、どこへ頼めばよいのか迷います。
雨漏りは、室内で濡れている場所の真上に原因があるとは限りません。また、実家を建てた会社や以前修理した会社が分かるなら、新しい業者を探す前に確認できることもあります。
この記事では、雨漏り修理業者をランキングするのではなく、
・どこへ相談するか
・現地調査で何を聞くか
・親から見積書が届いたらどこを見るか
・自分が現地へ行けない場合に何を業者へ頼むか
まで整理します。
離れた場所からでも、親だけに修理判断を任せず、家族で内容を確認して修理先を選べる状態をつくることが目的です。
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実家の雨漏り修理業者を選ぶ前に、この6つを確認する
実家の雨漏りで修理先を探すときは、次の順番で確認すると整理しやすくなります。
1.施工会社や保証を確認する
2.今回の雨漏りに対応できる相談先を探す
3.現地調査で原因について説明を受ける
4.見積書で修理する場所と工事内容を見る
5.追加工事・保証・実際の施工会社を確認する
6.親子で内容を共有して契約を判断する
広告に出ている最低価格だけで比較するより、
何を調べたのか
どこを直すのか
条件が変わった場合はどうなるのか
まで確認してから修理先を決めます。

家を建てた会社や以前の施工会社を確認する
雨漏りが分かったからといって、必ず新しい修理業者から探し始めるとは限りません。
実家を建てた会社が分かるなら、保証書や契約書を確認し、施工会社やハウスメーカーへ相談できないか調べます。
以前に屋根や外壁、防水部分などを修理している場合は、その工事を担当した会社や保証内容も確認します。
新築住宅では、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分について、引き渡しから10年間の瑕疵担保責任が法律上定められています。
ただし、築10年以内なら今回の雨漏りが必ず無償修理になる、という意味ではありません。
実際の扱いは、原因や契約内容、住宅の状況などによって異なります。
施工会社が分かる実家なら、新しい業者へ依頼する前に、保証書と過去の修理記録を一度確認します。
雨漏りは屋根とは限らない|原因を決めつけず相談先を探す
天井から水が落ちていると、その真上の屋根に問題があると考えたくなります。
しかし、雨水の侵入口は屋根だけとは限りません。
屋根以外にも、外壁や窓まわりなどから雨水が入ることがあります。
そのため、
リビングの天井が濡れているから、この真上の屋根を直せばよい
と家族だけで決めず、雨漏りしている場所や雨が入る状況を業者へ伝え、原因確認から相談できるか聞きます。
原因を見るために親や子世代が屋根へ上ることは避けます。
室内や地上など、安全な場所から分かる範囲を伝えれば十分です。
雨漏り修理はどこに頼む?相談先を絞る
雨漏りについて相談できる会社には、いくつか種類があります。
どの種類が常に優れているというものではありません。
実家の状況や、雨水が入っている可能性のある場所によって候補が変わります。
| 相談先 | 検討しやすいケース | 事前に確認したいこと |
|---|---|---|
| 建築会社・ハウスメーカー | 実家を建てた会社が分かる、保証や施工履歴を確認したい | 保証対象、調査・修理できる範囲 |
| 工務店 | 建物全体を含めて相談したい | 雨漏りの調査・修理に対応しているか |
| 屋根工事業者 | 屋根周辺の不具合が疑われる | 屋根以外が原因だった場合の対応 |
| 防水・外装業者 | 外壁やベランダ、防水部分なども疑われる | 調査・施工できる範囲 |
| 雨漏り修理サービス | 自分で地域の業者を探しにくい | 対応地域、調査方法、実際に施工する事業者 |
見るべきなのは、会社の呼び方だけではありません。
今回の雨漏りについて、
・原因を調べられるか
・必要な修理に対応できるか
・調査結果を説明してもらえるか
まで確認します。
子世代が遠方から手配する場合は、自分から問い合わせできるかも最初に聞いておきます。
現地調査では、原因の説明と写真を家族でも確認する
業者が実家を訪れたら、工事方法や金額だけでなく、
何を調べた結果、その修理が必要だと考えたのか
を確認します。
たとえば、
・どこを調べたのか
・どこから雨水が入っていると考えているのか
・なぜその修理が必要なのか
・さらに調査が必要なのか
といった内容です。
追加の調査を提案された場合は、調査費や出張費、追加調査の費用、工事を依頼しなかった場合に費用が発生するかも聞いておきます。
そして、離れて暮らしている家族にとって特に確認したいのが、
調査した場所や状態を写真で共有してもらえるか
です。
親が現地で専門的な説明を聞き、その内容をすべて覚えて子どもへ伝えるのは簡単ではありません。
親から、
業者さんが屋根を直した方がいいと言っている
とだけ連絡が来るより、
どこを調べ、どこに問題があると説明されたのか
を写真と一緒に確認できる方が、その後の見積書も判断しやすくなります。
見積書が届いたら、総額より先にどこを直すのかを見る
親から見積書の写真が送られてきたとき、最初に金額へ目が行くかもしれません。
雨漏り修理では、その前に、
何を直す見積もりなのか
を確認します。
見積書では、次の項目を中心に見ます。
| 確認項目 | 見るところ |
|---|---|
| 修理箇所 | どこを直すのか |
| 工事内容 | 何をするのか |
| 材料・数量 | 何をどの程度使うのか |
| 足場・諸経費 | 総額に何が含まれるのか |
| 追加工事 | 発生する条件と確認方法 |
| 総額 | 税込でいくら支払うのか |
| 保証 | 対象・期間・連絡先 |
足場や諸経費のほか、調査費、出張費、廃材処分費などが別にかかる場合は、その内容も確認します。
一式という記載があるだけで、その見積書を問題のあるものと判断する必要はありません。
ただ、
屋根補修一式
だけでは工事範囲が分からないなら、何が含まれているのか聞きます。
ここで最も見たいのは、
現地調査で説明された内容と、見積書に書かれた修理内容がつながっているか
です。
たとえば、外壁周辺から雨水が入っている可能性を説明されたのに、見積書では屋根工事しか書かれていない場合は、なぜその工事で雨漏りに対応できるのか確認してから判断します。
親から見積書が届いたら、総額だけを見るのではなく、
・どこを直すのか
・どんな工事をするのか
・追加工事はどんな場合に発生するのか
を同じ資料を見ながら確認します。
業者から現場写真も共有してもらえれば、親が説明をすべて覚えて家族へ伝える必要もありません。
複数の見積もりを比べるなら、金額ではなく修理範囲を見る
雨漏りの状況に緊急性がなく、比較する時間があるなら、複数の事業者から説明や見積もりを受ける方法があります。
ただし、
30万円と50万円だから、30万円の会社の方が安い
とは単純には判断できません。
修理する場所や工事内容が違えば、総額も変わります。
比べるのは、
・原因についての説明
・修理する範囲
・工事内容
・追加費用が発生する条件
・保証
です。
何社から見積もりを取るかを目的にする必要はありません。
親の立ち会い負担も考えながら、必要な範囲で比較します。
契約前に追加工事・保証・実際の施工会社まで確認する
見積内容に納得できたら、契約前に追加工事の扱いを確認します。
既存住宅では、工事を始めたあとに当初分からなかった劣化などが見つかる場合があります。
業者には、
・追加工事が必要になったら作業前に連絡があるか
・追加金額を確認してから進めるのか
・誰の了承を取るのか
を聞いておきます。
保証については期間だけでなく、
・何が保証対象なのか
・今回施工する場所が対象になるのか
・再び雨漏りした場合はどこへ連絡するのか
・どの会社が保証するのか
を確認します。
実際に工事を担当する会社も確認しておきます。
問い合わせた会社がそのまま施工する場合もあれば、加盟店や提携事業者などが現地対応する仕組みもあります。
どちらが良い悪いという話ではありません。
相談窓口と施工会社が違うなら、誰が工事を担当し、施工後はどこへ連絡するのかまで把握しておきます。
離れて暮らす親の実家では、親子の役割と連絡先を決めておく
実家の雨漏りでは、業者を選ぶことに加えて、
誰が問い合わせ
誰が現地対応し
誰が見積内容を確認するのか
を決めておくと進めやすくなります。
たとえば、
子世代が相談先を探して問い合わせる
親が現地で雨漏りしている場所を見せる
見積書と現場写真は親子で確認する
追加工事の相談は子世代にも連絡してもらう
という分け方があります。
ただし、子世代からの問い合わせ、親だけの立ち会い、契約者や支払者の扱いは業者によって異なる場合があります。
問い合わせ時に、
・子どもである自分から相談できるか
・現地は親だけの立ち会いでもよいか
・見積書を自分にも送ってもらえるか
・追加工事の連絡を自分にもしてもらえるか
・工事後の写真や報告を共有してもらえるか
を確認します。
現地調査の日に子世代が実家へ行けない場合も、親だけで説明を受けること自体を避ける必要はありません。
事前に、
今日は説明と見積書を受け取り、家族でも確認してから返事をする
と決めておく方法があります。
親が説明を聞く
↓
見積書と写真を受け取る
↓
家族へ共有する
↓
分からないところを確認する
↓
納得できたら契約を判断する
という流れです。
見積書や現場写真を子世代にも送ってもらえれば、見積もりのたびに実家へ戻らなくても内容を確認できます。
ここまで確認した条件で、実際の雨漏り修理サービスを比べたい方はこちら。
突然、屋根が壊れていると言われたらその場で契約しない
自分たちで修理業者を探しているケースとは別に、突然訪問してきた業者から、
屋根に問題がある
近所で工事をしていて気づいた
無料で点検できる
などと言われることがあります。
国民生活センターなどの公的機関でも、点検をきっかけに工事を勧めるトラブルについて注意喚起しています。
突然訪問してきた業者がすべて問題のある業者という意味ではありません。
ただ、屋根の異常を突然指摘されても、その場で工事契約まで進めず、まず業者名や連絡先、見積内容を家族にも共有します。
そのうえで、実家の施工会社や、自分たちで選んだ別の相談先にも確認します。
また、
保険を使えば修理できる
などと勧誘された場合は、修理業者との契約を先に進めず、加入している損害保険会社や代理店へ確認します。
雨漏り修理なら火災保険で必ず無料になるわけではありません。
補償されるかどうかは、損害の原因や契約内容などによって異なります。
すでに訪問業者と契約して不安な場合
訪問販売に該当する場合は、法律で定められた書面を受け取った日から数えて原則8日以内であれば、クーリング・オフできる制度があります。
ただし、実際に制度の対象になるかなどは契約状況によって異なります。
親がすでに契約し、どうしたらよいか迷っている場合は、消費者ホットライン188や住まいるダイヤルなどの相談窓口を利用します。
まとめ|実家の雨漏りは、何を調べて何を直すのか確認してから決める
離れて暮らす親の実家で雨漏りが起きると、自分が現場を見られないぶん、早く業者を決めなければと感じることがあります。
まずは、実家を建てた会社や以前の施工会社、保証の有無を確認します。
新しく業者を探すなら、
原因を決めつけず相談する
↓
現地で何を調べたのか確認する
↓
見積書でどこを直すのかを見る
↓
追加工事・保証・施工会社を確認する
↓
見積書や現場写真を親子で共有する
という順番で進めます。
修理業者について詳しくなることが目的ではありません。
自分が実家へ行けない日でも、親から届いた見積書や業者の写真を見て、
何を調べたのか
どこを直すのか
いくらかかるのか
条件が変わったらどうなるのか
を家族で確認できれば、修理先を選びやすくなります。
具体的な相談先を比較する段階になったら、次の記事で雨漏り修理サービスの違いを確認してください。
