親から突然、キッチンにゴキブリが出た、最近ムカデを何度か見る、軒下にハチの巣らしいものがある、と連絡が来ることがあります。
近くに住んでいれば様子を見に行けますが、離れて暮らしていると、すぐには帰れないこともあるでしょう。
そんなとき、最初から駆除業者を探す必要があるとは限りません。反対に、親が自分で何とかすると言っているからと、すべてを任せればよいとも限りません。
まず知りたいのは、何が出たのか、どこで見たのか、今回だけなのか、家族が無理なく対応できる場所なのかです。
害虫は種類や発生場所によって対応が変わります。この記事を読み進めれば、親にもう少し様子を聞けばよいのか、家族で対応できそうなのか、それとも外部へ相談した方がよいのかを整理できます。
当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。本記事には、広告を掲載しているページへのリンクが含まれます。
親の実家で害虫が出たら、まず5つ聞いてみる
親から虫が出たと連絡が来ても、すぐに駆除方法を調べ始める必要はありません。
最初に、次の5つを聞いてみてください。
- どんな虫だったか
- 家のどこで見たか
- 何匹くらい見たか
- 今回だけか、以前にも出たことがあるか
- 巣や発生源らしい場所が見えるか
たとえば、親からゴキブリが出たと電話が来た場合でも、今日初めてキッチンで1匹見たという話と、ここ数日、夜になると同じ場所で何度も見るという話では、次に考えることが変わります。
ハチについても、庭を飛んでいるハチを見たという話と、軒下に巣らしいものができているという話では状況が違います。
離れている子世代が虫の種類を正確に判別する必要はありません。親がスマートフォンを使えるなら、無理のない範囲で写真を送ってもらうと、虫そのものだけでなく、出た場所や巣らしいものの位置を確認する参考になります。
ただし、写真だけで種類を決めつけるのは避けましょう。
親との会話で目指したいのは虫の名前を当てることではなく、次に何をすればよいか判断できる程度まで状況を整理することです。
自分たちで対応できるかは、虫の数だけでは決められない
1匹だから大丈夫、たくさん出たから業者、と単純に分けられるわけではありません。
考えたいのは、主に次の4点です。
・何の虫か
・どこで発生しているか
・一度だけか、繰り返しているか
・家族が無理なく確認や対応をできる場所か
たとえばゴキブリについては、室内を清潔に保つことや、潜みやすい隙間を減らすこと、屋外からの侵入を防ぐことなど、家庭で取り組める対策があります。
一方で、同じ考え方をすべての害虫に当てはめることはできません。
トコジラミのように、家庭での対策だけでは駆除が難しく、早めに専門業者への相談が案内されている害虫もあります。
ハチも、種類や巣の位置などによって対応が変わります。種類が分からない、作業しにくい場所に巣があるといった場合は、自治体や専門業者への相談も考えます。
床下や屋根裏、壁の中など、そもそも家族が確認しづらい場所もあります。
そのため、少ないか多いかだけではなく、虫の種類、場所、繰り返し発生しているか、無理なく作業できるかを合わせて考える方が現実的です。
家族でできる範囲から対応してもよい場合
状況を聞いた結果、家庭でできる範囲から対応を考えられることもあります。
たとえば、安全に確認できる場所で、家庭向けの一般的な対策があり、親や家族に負担の大きな作業が必要ない場合です。
食べ物を出したままにしない、室内を清潔に保つ、虫が入りそうな隙間がないか見る、といった環境面の見直しは家庭でも取り組めます。
市販の駆除用品を使う場合は、製品に記載された対象害虫、使用場所、使用方法、注意事項を確認して使います。
家庭でできる対策を試した場合も、同じ状況が続くなら、そのまま同じ対応を繰り返すのではなく次の方法を考えます。
高い場所へ登る、床下へ入る、巣を取り外すといった普段しない作業まで、家族だけで行う必要はありません。
できる範囲で対応することと、何でも自分たちで駆除することは別です。

業者への相談を考えやすいのはこんな状況
害虫駆除業者を利用するかどうかに、すべての家庭に共通する明確な境界線があるわけではありません。
ただし、次のような状況は、家庭だけで対応を続けるか一度考え直すきっかけになります。
| 実家の状況 | 次に考えたいこと |
|---|---|
| 同じ虫が何度も出る | 発生源を含めた対応を考える |
| 数や発生場所が広がっている | 家庭だけで対応を続けるか見直す |
| 巣や発生源らしいものがある | 種類や場所に応じて相談する |
| 高所・床下・屋根裏などにいる | 無理に家族だけで作業しない |
| 虫の種類が分からない | 自治体や専門団体への相談も考える |
| 家庭で対応しても発生が続く | 専門業者への相談を検討する |
| 親や家族の負担が大きい | 外部へ頼むことも選択肢に入れる |
この表は、何項目以上なら業者という判定表ではありません。
たとえば、虫の種類が分からないからといって、すぐ駆除業者を呼ばなければならないわけでもありません。
地域によっては、自治体が害虫についての相談を受け付けたり、対応方法や専門業者について案内したりしている場合があります。対応内容は自治体によって異なるため、必要な場合は実家のある地域の案内を確認します。
つまり選択肢は、
家庭で対応するか
業者へ頼むか
の二つだけではありません。
何の虫か分からない、家族で対応してよいのか判断できないという段階なら、相談してから次の対応を決める方法もあります。
離れている子世代にもできることはある
実家から離れて暮らしていると、害虫が出ても自分には何もできないと感じるかもしれません。
しかし、実際に駆除作業をすることだけが家族の役割ではありません。
電話や写真で状況を整理する
親から話を聞き、
どこで出たのか
何度くらい見たのか
前にも同じことがあったのか
を整理するだけでも、次の対応を考えやすくなります。
親自身も、突然虫が出た直後は状況をうまく説明できないことがあります。
問い詰めるのではなく、相談先や業者へ説明するとしたら何が分かっているとよいか、という感覚で聞くと整理しやすくなります。
親がどこまでなら無理なく対応できるか聞く
親が自分で対応したいと言っているなら、その考えは尊重したいところです。
年齢だけでできる、できないを決めるのではなく、その作業を普段から無理なくできるかで考えます。
必要なら相談先や業者を子世代側で調べる
親が虫への対応で困っているなら、自治体などの相談先を調べたり、業者が必要になった場合の候補を探したりすることは離れた場所からでもできます。
自分が帰省する方法もありますが、次の休日まで数日ある、実家まで何時間もかかる、帰っても自分では対応しにくい場所だったということもあります。
帰省するか外部へ頼むかを考えるときは、料金だけでなく、移動時間や作業の難しさ、親がその間待てる状況かも含めて考えて構いません。
【おやとなり編集部より】
親が自分でできることまで子世代が取り上げる必要はありません。一方、高い場所や床下など、普段しない作業まで一人で任せる必要もありません。離れていても、状況を一緒に整理したり、相談先を調べたりすることで手伝えることがあります。
業者へ頼む方向になったら、依頼先を決める前に確認する
状況を整理した結果、害虫駆除業者へ相談することにしたら、そこで初めて依頼先を選ぶ段階に進みます。
国民生活センターでは、インターネット広告の表示額と実際の請求額が大きく異なる害虫駆除サービスの相談について注意喚起しています。
これは、業者を利用しない方がよいという意味ではありません。
業者へ頼む方向になったら、料金表示だけで決めず、依頼前にどこを確認しておくかを知ってから探すことが大切です。
まとめ|親の実家の害虫は、家族でできる範囲を見極める
離れて暮らす親から害虫が出たと聞いたら、まず、何が出たのか、どこで出たのか、繰り返しているのか、家族が無理なく対応できる場所なのかを確認します。
家庭でできる範囲なら対応し、判断しにくければ自治体や専門団体などへ相談する方法もあります。繰り返し発生している、巣や発生源らしいものがある、家族では作業しづらいといった場合は、専門業者への相談も選択肢です。
離れている子世代が、必ず実家へ行って駆除する必要もありません。
親の話を整理する、相談先を調べる、必要になったら業者探しを手伝う。離れた場所からでもできることはあります。
業者へ相談することにしたら、次は依頼先をどう選ぶかを確認しておくと判断しやすくなります。
