離れて暮らす親の家で家事代行を探し始めると、料金やサービス名から比べたくなります。
ただ、料金が合っていても、実家が対象地域ではなかったり、子世代から手続きを進めにくかったり、希望する使い方に対応していなかったりすれば、その家庭には合いません。
先に整理したいのは、
親の家で何を頼みたいか
実家で利用できるか
親宅でどのように利用したいか
の3つです。
ここが決まると、自分たちには必要のないサービスを先に外せるため、その後の比較がしやすくなります。
この記事では、親が自立して暮らしている中で、掃除や料理など一部の家事を外部に頼みたいときに、どの順番で家事代行サービスを選べばよいか整理します。
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実家の家事代行は、まず3つの条件から絞る
家事代行を選ぶときに、最初からすべての会社の料金やサービス内容を比べる必要はありません。
まず決めたいのは、
何を頼みたいか
実家で利用できるか
親宅でどう利用したいか
の3つです。
たとえば、月に1回、親が在宅している時間に床や水回りの掃除だけを頼みたい家庭なら、不在利用や鍵預かりは必須条件ではありません。
反対に、子世代が遠方に住んでいて、親の外出中にも定期的に掃除を頼みたいなら、不在利用や鍵預かりの条件がサービス選びに関わってきます。
すべての機能がそろったサービスを探すより、自分たちに必要な条件から候補を減らしていく方が選びやすくなります。

親の家で頼みたい家事を先に決める
最初に、親が負担に感じている家事を切り分けます。
床掃除は頼みたいけれど、料理は自分で続けたい。
水回りの掃除と洗濯だけ手伝ってほしい。
料理には困っていないけれど、定期的な片付けを頼みたい。
このように考えれば十分です。
家のことをすべて外部に任せる必要はありません。
親本人が続けたい家事はそのまま残し、少し負担になっている部分だけ家事代行に頼む方法もあります。
サービスを探す前に、
掃除
洗濯
料理
作り置き
片付け
整理収納
など、頼みたい内容を書き出しておくと、その後の比較で迷いにくくなります。
普段の家事か、専門的な清掃かも分けて考える
掃除を頼みたい場合は、その内容が家事代行で対応しやすいものか、ハウスクリーニングを検討した方がよいものかも分けて考えます。
浴室やトイレ、床などの日常的な掃除であれば、家事代行の範囲として考えやすいでしょう。
一方で、
エアコン内部の洗浄
換気扇の分解洗浄
専門機材や専用洗剤を使う清掃
などは、ハウスクリーニングとして提供されることがあります。
同じ浴室掃除でも、
普段の掃除を手伝ってほしい
のか、
自分では落としにくい汚れを専門的に清掃してほしい
のかで、探すサービスは変わります。
スポットか定期かは、使う場面から決める
スポットと定期は、どちらが優れているかで決めるものではありません。
親宅でどのように使いたいかから考えます。
まず一度利用してみて、
親がサービスをどう感じるか
どの程度の家事を時間内に頼めるか
スタッフとのやり取りに無理がないか
を見たいなら、スポット利用が候補になります。
一方、
毎週の掃除
隔週の片付け
定期的な料理
など、同じ家事を繰り返し頼みたいなら、定期利用を検討しやすくなります。
ここで料金だけを見て決めないことも大切です。
サービスによっては、
不在利用
鍵預かり
担当スタッフ
などの条件がスポットと定期で異なることがあります。
今は親が在宅しているときだけ頼むのか。
今後は不在時にも利用したいのか。
そこまで考えておくと、使い始めたあとにサービスを選び直す可能性を減らせます。
実家で使えないサービスを先に外す
気になる家事代行サービスを見つけたら、詳しい料金を見る前に、実家で利用できるかを確認します。
ここで見るのは都道府県名だけではありません。
同じ都道府県でも、市区町村によって対象外になる場合があります。
さらに、
掃除は利用できる
料理は対象外
整理収納は提供地域が異なる
といったように、頼む家事によって対応範囲が変わることもあります。
見る順番は、
実家の市区町村が対象か
↓
頼みたい家事をその地域で利用できるか
↓
希望するスポットまたは定期プランが対象か
です。
たとえば料理代行を頼みたい家庭なら、その会社が実家の都道府県に対応しているだけでは候補確定にはなりません。
実家の住所で料理代行まで利用できることが分かって、初めて比較対象に残せます。
先に利用できないサービスを外しておけば、その後に料金やスタッフ体制を細かく調べる手間も減らせます。
子世代が手続きを手伝うなら、予約から支払いまで見る
離れて暮らす親宅への依頼では、自宅で自分が家事代行を使う場合より、確認しておきたい項目が少し増えます。
まず大切なのは、親本人が何を頼みたいと思っているかです。
子世代から予約できるサービスであっても、親に知らせずに手配する前提にはしません。
たとえば親から、
最近、お風呂掃除だけ少し大変になってきた
という話があれば、まず浴室の日常清掃だけを候補にする方法があります。
そのうえで、予約や支払いなど、必要な部分を子世代が手伝います。
サービスを選ぶときは、
代理で申し込めるか
という一言だけで判断しない方がよいでしょう。
実際の利用の流れまで見ます。
子世代が申し込めるか
利用住所を実家にできるか
当日の連絡先を誰にできるか
支払いを子世代側で行えるか
当日の立会いは誰が必要か
このあたりが家庭の希望と合っていれば、離れて暮らしていても利用の流れを組み立てやすくなります。
離れて暮らす親の家へ依頼するときは、子世代が予約できるかだけでなく、当日の連絡先や支払い、親本人だけでサービスを受けられるかまで見ておくと、利用時の行き違いを減らしやすくなります。
当日、親だけで対応するのか、不在でも頼むのか
次に決めたいのが、サービス当日の使い方です。
子世代が毎回実家まで行く前提にすると、家事代行を利用しても家族側の負担があまり減らないことがあります。
離れて暮らしているなら、
親本人だけでサービスを受けられるか
は見ておきたい条件の一つです。
親だけで対応する場合は、当日の流れを簡単に共有しておくとやり取りがしやすくなります。
たとえば、
頼む場所
触ってほしくない場所
作業時間
追加で頼みたいことが出た場合の扱い
困ったときの連絡先
などです。
親が外出することが多い家庭なら、不在利用も候補になります。
ただし、不在利用に対応しているサービスでも、すべてのプランで同じように使えるとは限りません。
定期利用のみ対象だったり、鍵預かりが必要だったりする場合があります。
鍵預かりについても、
利用できるか
だけではなく、
どのプランで使えるか
追加料金があるか
どのように管理されるか
まで見ておくとよいでしょう。
一方で、親が毎回在宅して利用するなら、鍵預かり自体が必要ない家庭もあります。
鍵を預けられるサービスが優れているということではありません。
親宅で想定している使い方に合っていることが大切です。
親宅で必要な条件が見えてきたら、CaSyとカジタクを同じ条件で比べてみる
料金は、親の家で1回使うといくらかで比べる
家事代行の料金を見るときは、1時間あたりの金額だけで決めると比較しにくいことがあります。
たとえば、時間単価が低くても最低利用時間が長ければ、実際に1回支払う金額は大きくなります。
見る項目は、
1時間あたりの料金
最低利用時間
交通費
鍵預かり
指名料
延長料金
その他のオプション
です。
スポットなら、
親の家で1回頼むといくらになるか
まで計算します。
定期なら、
1回あたりの金額
に加えて、
月にいくらになるか
まで見ると比較しやすくなります。
たとえば、
月1回だけ水回りと床掃除を頼む家庭
と、
毎週料理を頼む家庭
では、同じ料金表を見ていても必要な時間も月額も違います。
安いか高いかを先に決めるのではなく、自分たちが希望する使い方をした場合の金額を出してから比べる方が現実的です。
家事代行は1時間あたりの料金だけでは、実際の支払額を比べにくいことがあります。最低利用時間や交通費なども含めて、親の家で1回使うといくらになるかで見ると判断しやすくなります。
長く頼むなら、料金以外にここも見ておく
条件と料金が合うサービスがいくつか残ったら、スタッフや利用後の対応も見ていきます。
同じスタッフに継続して頼めるか
定期的に利用するなら、
毎回同じスタッフが担当するのか
その都度変わる可能性があるのか
を見ておくと、親宅での使い方をイメージしやすくなります。
どちらが良いということではありません。
親が毎回同じ人の方が話しやすいと感じるなら、担当固定を重視できます。
曜日や時間の柔軟さを優先する家庭なら、別の条件を優先しても構いません。
合わなかったときに変更できるか
家事の技術だけでなく、人との相性も継続利用には関わります。
最初に担当したスタッフと親の希望が合わなかった場合に、
担当変更を相談できるか
会社へ相談できる窓口があるか
も見ておきます。
最初から必ず相性の良い人を選ぶというより、合わなかったときにどう対応できるかを見る考え方です。
予定変更やキャンセル条件を見る
親の予定が変わることもあります。
キャンセルや日時変更については、
いつまで変更できるか
どの時点から料金が発生するか
定期利用の日程変更ができるか
などを申込み前に見ておきます。
具体的な期限や料金はサービスごとに異なるため、利用時の最新条件を確認します。
物損などが起きたときの連絡先と補償を見る
家の中で作業してもらうサービスなので、万一の物損などが起きたときの対応も確認しておきます。
見るのは、
損害保険に加入しているか
だけではありません。
問題が起きたときの問い合わせ先
どのような場合が補償対象になるか
利用者側からどのように連絡するのか
まで見ておくと、サービス選びの材料になります。
保険加入と書かれているから絶対に安心、と判断する必要はありません。
口コミは最後の補助材料にする
口コミを見る場合も、総合評価だけで決めない方がよいでしょう。
掃除を頼みたいなら掃除利用者。
料理を頼みたいなら料理利用者。
親宅で利用したいなら、近い利用場面が書かれている内容。
自分たちが想定している使い方に近い口コミを見る方が参考になります。
一つの高評価や一つの低評価だけで決めるのではなく、最後の補助材料として使います。
最後に、わが家の条件を3つに分ける
ここまで整理したら、サービスをさらに調べる前に、一度わが家の条件を分けてみてください。
すべてを必須条件にすると、候補がほとんど残らないことがあります。
そこで、
外せない条件
あればうれしい条件
今回はなくても困らない条件
の3つに分けます。
たとえば、離れた実家へ月1回掃除を頼む家庭なら、
外せない条件
実家の市区町村が対象
掃除を頼める
子世代が手続きを支援できる
親だけで利用できる
あればうれしい条件
同じスタッフが担当
将来的に不在利用できる
鍵預かりに対応
今回はなくても困らない条件
料理代行
買い物代行
という分け方もできます。
反対に、親が料理の準備を負担に感じているなら、料理代行は外せない条件になります。
家庭によって答えは違って構いません。
ここまで整理できれば、家事代行選びは、
有名なサービスはどこか
一番安いのはどこか
を探す作業ではなく、
自分たちの条件に合うか
を比べる作業に変わります。
離れて暮らす親の家事代行選びチェックリスト
□ 親の家で頼みたい家事が決まっている
□ 家事代行で対応できる内容か整理できている
□ スポット・定期のどちらを候補にするか決まっている
□ 実家の市区町村が対象か調べた
□ 頼みたい家事がその地域で利用できるか調べた
□ 子世代から手続きを支援できる条件を見た
□ 親だけで利用できるか見た
□ 不在利用が必要か決めた
□ 鍵預かりが必要か決めた
□ 1回または1か月の総額を見た
□ スタッフの担当方法を見た
□ キャンセルや補償条件を見た
□ 親本人の希望と合っている
条件が決まったら、同じ基準でサービスを比較する
ここまで整理できれば、候補となる家事代行サービスを比較する準備はできています。
次に大切なのは、サービスごとに違う基準で見るのではなく、先ほど決めたわが家の条件を同じように当てはめることです。
たとえば、
実家で希望する掃除を頼めるか
希望する頻度で利用できるか
子世代から手続きを進めやすいか
親だけで利用できるか
不在利用が必要なら対応しているか
1回の総額はいくらか
スタッフ体制は希望に合うか
という同じ条件で比べます。
これなら、単純に料金が安い方を選ぶのではなく、自分たちの家庭に合う方を判断しやすくなります。
おやとなりでは、家事代行の候補となるCaSyとカジタクについて、親宅で利用するときに見たい条件を比較しています。
まとめ|一番安いサービスではなく、親宅で使いやすい条件から選ぶ
離れて暮らす親の家で家事代行を選ぶときは、最初から一番安いサービスを探す必要はありません。
まず、
親の家で何を頼むのか
を決めます。
次に、
スポットか定期か
実家で希望する家事を頼めるか
子世代から手続きを支援できるか
親だけで利用できるか
不在利用や鍵預かりが必要か
を整理します。
候補が残ったら、1時間あたりの料金ではなく実際の総額を見て、スタッフの担当方法、キャンセル、補償なども比べます。
すべての条件がそろったサービスを探す必要はありません。
親の家にとって外せない条件が満たされているか。
そこから判断すれば十分です。
わが家の条件が整理できたら、次はその条件を同じように当てはめて、具体的なサービスを比べてみてください。
